部活に精を出した中2が終わって中3になり、勉強しないと・・・と気づいたものの、中3から勉強しても手遅れなのでは・・・?という考えが頭をかすめる。
今からやれば間に合うかな?という気持ちと、今からやってもどうせ間に合わないんじゃ・・・という気持ちが沸き起こる。
結論から言うと内申点の使われ方によって違ってきます。
詳しく見ていきましょう。
中3から勉強しても手遅れなのか?
中3から勉強して手遅れの場合と手遅れではない場合があります。
中3から勉強して手遅れの場合
- 推薦入試を狙っている場合
- 内申点と学力検査の割合が5:5に近い場合
- 内申点が中1から考慮され中3の1学期までしか考慮されない場合
- 偏差値のとても高い高校を狙う場合
推薦入試を狙っている場合
推薦入試を狙う場合は内申点が大きく考慮されます。
中学側も内申点の高い子から推薦を決めていく傾向があるので推薦入試を受けられる可能性は低いです。
内申点と学力検査の割合が5:5に近い場合
基本的に内申点と学力検査の割合は3:7と決められていますが、都道府県によってはちょっと違うところもちらほらあります。
内申点の割合が大きいほど、学力検査で点数が取れても合格に近づけないジレンマが生まれてしまいます。
内申点が中1から考慮され中3の1学期までしか考慮されない場合
内申点が何年生から考慮されるのかは中学校によって様々です。
中1から考慮されて中3の1学期までしか考慮されない場合、中3を頑張っても思うように内申点は取れないことになります。
ですが、中3の1学期と2学期だけ内申点に考慮するような中学校なら、中3から頑張れば十分に間に合います。
うちの子の通う中学校では中1から中3の2学期までの内申点が考慮されるので、入学した時からがんばっていないと選択肢が狭くなってしまう傾向があります。
偏差値のとても高い高校を狙う場合
偏差値の高い高校を狙う場合、周りの子も勉強ができる子ばかり受験するので学力検査でいくら高得点をとっても周りの子と大して差がつかない現象が起きます。
そうなると内申点が低いと、いくら学力検査で素晴らしい点数を取ったとしても、内申点で他の子に差を付けられてしまって合格を逃すということにもつながります。
この辺りのボーダーラインは模擬試験の合格判定でも判断できますし、学校の先生ともよく相談して受験するかしないかを決めていきましょう。
中3から勉強しても手遅れではない場合
手遅れではない場合は
- 内申点が中3の1,2学期のみ考慮される
- 内申点のいらない私立高校を受験する
- 中1、中2の間もそこそこ内申点が取れている
内申点が中3の1,2学期のみ考慮される
内申点が中3から適用される中学校では中3からの勉強で十分間に合います。
このような中学校に通う方の中には、中2まで全然勉強してなかったくせにずるいよね!なんていう声も聞こえてきますが、ずるいよね!って言われてしまうのはたいがい運動部や吹奏楽部のような部活が忙しかった子ですね。
全く勉強していなかった子がちょっと勉強したら成績があがることは珍しくないので、中3の内申点だけが反映される中学校では部活もめいいっぱい、受験も全力とメリハリをつけて努力できるメリットもあります。
内申点のいらない私立高校を受験する
内申点の考慮されない私立高校を受験する場合は、一発本番なので中3からの頑張り次第で間に合います。
中1、中2の間もそこそこ内申点が取れている
心配はしているけどそうは言ってもそこそこ内申点ありますよね?のタイプの人は間に合います。
これが実力じゃないのよ、もっとがんばれるのよ!と思うかもしれませんが、中2まではたいがいみんなそんなに頑張っていないので心配しなくても大丈夫です。
これからのがんばりで周りに差をつけていきましょう。
中3から勉強して巻き返せる人と巻き返せない人
中3から勉強して巻き返せるのはやはり地頭のいい人か必死で努力できる人ですね。
また身の丈に合った志望校を選んでいる人も巻き返せます。
今の成績から見てあまりにも雲の上の高校を目指している人は巻き返すにも時間が足りない場合が多いかなと思います。
もちろん目指して頑張るのは良いことなのですが、模試を受けて志望校判定を見てよく考えてみてください。
途中で疲れて息切れしてしまう人やあきらめの早い人は巻き返せない人になります。
また目標が定まらなくてやる気が出ない場合も巻き返せる可能性が下がってしまいますね・・・。
とりあえずやってみないとこればっかりは分からないので、志望校を目指して頑張ってみましょう。
中3から伸びる子がよく使う勉強法
中3から成績が伸びる子がよく使う勉強法は
徹底的な自主学習
です。
塾へ行って勉強し、自習室を利用して自主学習をする人もいます。
塾へ行けば自主学習のためのプリントをくれるところもありますし、直前演習としてドリルなどを配ってくれるところもあります。
過去問なども先生に言えばいくらでも無料でもらえるので、先生をうまく利用して徹底的に自主学習をしていますね。
また塾へ行かない子は通信教育を利用する子も多いです。
通信教育には有名どころでは進研ゼミ、スマイルゼミ、Z会、ポピーなどがあります。
中3になると通信教育ももりもり演習問題のテキストが送られてくるので、それをやるだけでかなりの受験勉強になります。
ぜひがんばってください。
模試の志望校判定はしっかり見ておいてくださいね!
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